設計部

国や地方自治体、
高速道路会社などの事業者からの発注を受け、
社会資本整備に関わる様々な業務を行っています。
契約内容により、仕事の内容、進め方が異なりますが、
代表的な調査・設計業務は次のとおりです。

01業務計画書・貸与資料の入手

受注した調査、計画、設計等業務について、業務の意図および目的を
十分に理解して、その方針を反映した業務計画書を作成し、
発注者の確認を得たうえで業務を開始します。
基本的な仕事の進め方、具体な業務内容、計画工程表、消化体制、
緊急時の連絡体制のほか、環境への配慮、コスト縮減や
新技術・新工法といった技術提案があれば提示します。
業務に必要な過年度資料を確認することも大事です。

業務計画書・貸与資料の入手

02現地踏査

調査・設計業務等の実施に当たっては、現地踏査で業務に
必要な現地状況を把握します。
実際に現地を確認することによって、収集資料から得ることの
できない情報や、詳しいデータを得ることができます。
踏査においては、公道からの調査が基本ですが、場合によっては
許可を得て民地等への立入りするときは身分証明書を携行します。

現地踏査

03各種調査

  • 測量調査
  • 土質地質調査
  • 交通量調査

契約内容によりますが、各種検討・データ分析等に必要となる基礎資料を得るために、
土質地質調査、測量、交通量調査を必要に応じて行います。
安全面には十分注意し、道路使用許可の申請、関係機関との調整、地元住民等への周知などを
行い、可能な限り全ての関係者が現地調査に関する情報を共有した状態で調査を実施します。
構造物を構築する場合は、計画地の地形や高さを測定し、設計に使用するための測量図を
完成させます。測量においては、基準点測量をもとに座標値を確定します。
近年は、DX化が進み、3Dデータの活用による設計業務や点検作業も増加しています。
地質調査では、設計の基礎資料として機械ボーリング、標準貫入試験、サンプリングのほか、
目的に応じて、孔内水平載荷試験、現場透水試験などを行います。
交通量調査は、道路部での各方向別・車種別(乗用車・大型車両・バス・バイク)に、
ナンバープレート等で分別し、車両の台数を計測をします。
交差点では、信号現示の調査として、信号が、青・黄・赤と変化する時間をストップウォッチを
使ってラップタイムの計測し設計に必要な基礎資料を得ます。その他、渋滞長の調査や
旅行速度調査も必要に応じて実施しています。

  • 各種調査
  • 各種調査

04地元関係者協議

発注者から指示があった場合、地元関係者との交渉に
協力することがあります。
現地の説明会や地域整備のためのワークショップ開催なども
行うことがあります。

地元関係者協議

05各種設計

道路設計では、単路部の設計のほか、歩道、交差点、道路休憩施設、構造物設計などがあります。
その他、進捗に応じて、道路概略設計、道路予備設計、道路詳細設計に区分されます。
道路詳細設計のなかでは、近年暫定2車線後の完成4車線設計やスマートICが比較的業務量が多いです。
道路網・路線整備計画が整ったのち、自然、社会的条件、コントロール物件を考慮して路線選定を行います。
路線計画の最適案が決まったら、所定の道路幅に応じて縦断、横断測量を実施し、用地の幅を確定させます。
道路詳細設計は、最終段階の設計であり、工事発注に必要な図面、数量計算等を行います。
必要に応じて、工事段階の施工計画案や作業手順を示す工事ステップ図の提案を行ったりもします。
実際の走行性、安全性を確認するために、VRなどを活用することで完成イメージを可視化することもあります。
その他、設計に関わる調査業務として、既設構造物調査、橋梁点検、トンネル点検等があります。

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  • 各種設計
  • 各種設計
  • 各種設計

06打合せ協議

業務計画に基づき、発注者と常に密接な連絡をとり、進捗状況や業務の内容確認を行います。
対面での打合せが主となりますが、適宜WEB会議も実施しています。

07照査

照査計画に基づき、当社の品質マニュアルに則って、主要な節目で調査・設計に関する
適切性および整合性に着目し照査します。

08電子納品

電子納品に関する要領等に基づき、調査・設計報告書、設計図の電子化をします。

09完了検査

調査・設計業務が完了したら、所定の成果品を取りまとめて提出し、発注者の検査を受けます。
特段の指摘事項がなく、無事に検査を終えたら、成果品の納品を行います。

設計部で働く人たち

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